COEのギター休憩室

ハードロック初心者のcoeです。不定期更新なので気が向いたら書きます。このサイトを見て行う改造など全ての行為は自己責任でお願いします。当サイトに掲載されているすべてのコンテンツの内容、またはそれらを利用することによって損害賠償、いかなる苦情・請求等が生じた場合、一切の責任を負いかねます。

VOX V845 ワウの改造!丁寧に解説!

祝2020年です!どうもcoeです!

2020年の私の抱負はズバリ、、、

f:id:coe0:20200106165445j:plain

「ワウを極める」です!

というわけで今回はワウの改造、トゥルーバイパス化とLED増設をやっていきたいと思います!

 

時は2019年某日、友人からVOX V845を譲り受けた私は人生初のワウに胸を躍らせ使いこなせるように練習をしていた。しかしながら私はあることに気づいてしまった、、、

ワウを通すと音が痩せるのである、、、

とまあ音痩せするという当たり前のことを言っているわけですがどうしてもこの音痩せが許せませんでした。調べてみるとこのV845は価格帯も相まってか音痩せが激しいみたいです。友人から譲り受けたものでもあり個人的に愛着も沸いているので改造して使うことにしました!!

 

今回は音痩せの改善ということで一番簡単?なトゥルーバイパス化をしたいと思います。トゥルーバイパスって何?という人のために説明するとこのワウはオフにしている時も信号が基盤の回路を通っているため音痩せが起こります。だったらオフの時は基盤の回路を通らないようにすればいいじゃん!ってなりますよね。オフ時に中の基盤をスルーする回路のことをトゥルーバイパスといいます。そしてトゥルーバイパスの配線には比較的簡単にLEDをつけることができるのでついでに載せようと思います。

 

 

では本題!

今回の改造に必要なパーツ

VOX V845本体

3PDTフットスイッチ

配線材

LED

です。結構少ないですね。

 

 トゥルーバイパス化のやりかた

まずワウの裏蓋を開けます。

f:id:coe0:20200106165753j:plain

そしたらこんな感じ。取り合えず写真中央の基盤から出ている五本の線をまとめている結束バンドは取りましょう。

そうしたらその五本の線の中から緑色の線に注目です。

緑の線をたどっていくとインプットジャックの半田部分(下写真赤丸)にたどり着くと思います。

f:id:coe0:20200106170333j:plain

 緑の線をジャックから外します。この時、茶色の線も緑の線と一緒に半田付けされているので取れてしまいますが茶色の線はジャックに元通りはんだ付けし直してください。

 

次にフットスイッチ部分です。フットスイッチに半田されている線を三本とも全て外し、スパナなどを使いフットスイッチをワウ本体から外します。

フットスイッチがついていた場所に3PDTスイッチをつけます。

そうするとこんな感じになります。ワウを盾に置いたときに3PDTスイッチのピンが横になるようにしておいてください。

f:id:coe0:20200106171457j:plain

最初に取り外した緑の線をフットスイッチに半田付けするのですが長さが足りないので延長しなければなりません。今回はわかりやすいように同じ緑色の線で延長しました。(長さはフットスイッチに付けれるくらいで大丈夫です。)

延長できたら元あった三本の線と緑色の線をフットスイッチに半田付けします。(場所はした写真)

左下と右下のピンも繋げておきます。※端末によっては写真が横向きに表示されるようです。ワウを縦向きに見たときの左下と右下です。

f:id:coe0:20200106172009j:plain

 これでひとまずワウのトゥルーバイパス化は完成です!

ちゃんと配線できているか不安な場合はいったんここでアンプなどにつないで出音の確認をしましょう。もしここで音が鳴らなければ見落としやすい部分を赤文字にしておいたので確かめてみてください。

LEDの取り付け

それでは次にLEDの取り付けを行っていきたいと思います。

LEDですが、抵抗付きの物でなければ抵抗をつける必要があります。今回は3.3kΩの抵抗を取り付けました。配線するために足を延長する必要があるのですが色は分けておいたほうがいいです。私はオレンジと黄色の配線材でわけました。

LEDを取り付ける場所ですが普通なら土台にドリルで穴をあけて取り付けますが家にドリルが無いため今回はワウの踏み込み部分に開いている穴に無理やり取り付けました。(一応中の回路に巻き込まれたりしないように線の固定などはしましたがこのやり方は断線などが起こりやすい為推奨しません。)

では配線していきましょう。

まずオレンジ色の足を3PDTスイッチの中央のピンに配線します。

黄色の足はアウトプットジャックのグランド部分(下写真赤丸部分)に配線します。

f:id:coe0:20200106181957j:plain

この写真は完成後に撮ったのでまだ説明してない部分も映っていますが気にしないでください。

次に3PDTスイッチ真ん中上部のピンに配線材をはんだ付けします。この配線材の長さはスイッチから基盤までの長さ+少し余分目くらいの長さにしておいてください。

そうしたら基盤部分のネジを外して裏向けにします。

f:id:coe0:20200106182418j:plain

上写真赤丸部分に先ほどの線をはんだ付けします。

基盤部分は熱に弱いので長時間熱さないように気を付けてください。

そうしたらもとに戻してネジで止めます。

f:id:coe0:20200106182724j:plain

こんな感じになったかと思います。

最後にLEDがきちんとオンとともに点灯するか確認してLEDの取り付けは終わりです!

 

踏み込み時の調整!

もともと付いていたフットスイッチと交換後のスイッチの長さが異なる場合、ワウを踏み込んでもオンオフできなくなることがあります。そういった場合には踏み込みの接触面についているゴムを切ることで解決できます。

f:id:coe0:20200106183519j:plain

私はこんな感じでもともと付いていたゴムを切って更に、スイッチに保護材的な感じでゴムを付けました。

LEDの配線が見えますね。やはりこの場所に付けると壊れる可能性が格段に上がるのでまた今度LEDの位置は変えたいと思います。

これで多少はオンオフしやすくなったと思います。逆にオンオフが軽すぎて使いにくいと感じる人もいると思いますが、その場合はスイッチにワッシャーを噛ませるなどして高さの調節を行ってください。

 

最後に

光らせてみたらこんな感じ、、

f:id:coe0:20200106184308j:plain

いい感じにかっこよくなったと思います。

改造前は結構踏み込まないといけなかったのですがスイッチの高さを自分で調節できるのでとても使いやすくなりました。音的にも今回の目的である音痩せの回避はできたので大満足です!将来的には中の配線をいじってワウのかかり方なんかも変えてみたいですね。

ではこの辺で!ありがとうございました~!