どうも、coeです。
今回はStrandbergのブリッジ部分が壊れかけてチューニングができなくなった事件について書きます。
始めに
事件の発端は弦交換の時に起こりました。普段はダダリオのEXL110を使っているのですが何を思ったかその時はちょっとお高めのダダリオ弦、NYXL1046を使いました。多分これが原因ではないのですが後で事件が起こるとも知らずに高い弦を使ったのはアホですね(笑)
今まで使っていた弦を外しボディやなんやらを拭いてフレットにオイルを塗って(新しいオイルを使い始めたのでまた今度レビュー記事を書きたいと思います。)新しい弦を通しました。しかし何か違和感があったのです。チューニングするペグ部分を回しても一向にチューニングができない上に砂を噛んだようなジャリジャリとした音がします。なんこれ?って感じですよね。次の項で何が起こっていたのか解説します。
チューニングできない原因
ストランドバーグはブリッジ部分の筒を回してチューニングを行います。この時中で弦を止めている部分が引っ張られることにより音が上がります。写真で見てみましょう。
①と②を比較して解説します。弦を通して何もしていない状態だとブリッジ内部の機構は青矢印の部分で固定されます。チューニングをするためにブリッジ部分の筒を回すと中の機構が赤矢印方向に引っ張られていきます。ペットボトルのキャップを回すとキャップが上に上がって外れるのと同じ原理です。無限に回せるのかと言うとそうでもなく、上限は緑矢印の部分でストッパー(詳しくは後に記載)がかかるのでこの部分を越えると写真のように筒が外れます。
今回何が起こったかというと②の緑矢印の部分で止まるはずの機構が上写真のように外れてしまったんですよね。もう血の気が引きました。ほんとに。
内部を見てみるとストッパーの役割を持ったネジ(上写真赤丸)が緩んでストッパーとしての役割を果たせていませんでした。
上図のようにストッパーのネジが機構に引っかかることによってチューニングができるようになっているのでこのネジが緩むと引っかからなくなり機構が飛び出してしまうんですね。
簡単な直し方
原因がわかれば簡単です。ネジを回して元の適正な位置に戻せばいいだけです。と、言いたいところですがこれがなかなか難しい、、、
ネジが小さすぎて普通の工具じゃ回せないです。私はピンセットで裏側からちまちま回しました(パーツに傷をつけてしまうかもしれないのでこのやり方はあまり推奨しません。)
注意点としては内部の機構を全てはめた状態でネジを回してください。でないとパーツが戻せなくなります。
ギターを弾く時の振動などで緩んでくる可能性があるのでこの部分は定期的に見てあげたほうがいいかもしれません。
最後に
今回はわかっている人からしたらわざわざ記事にするレベルのことじゃないだろ!と思われるような内容でしたが初心者の人やあまり構造の知識がない人向けに書かせていただきました。私自身焦ってネットで調べましたがこのブリッジ部分の記事って少ないんですよね。そもそもStrandbergユーザーがそんなに多くないので仕方ないことなのですが。。。
もしこの記事を見ておもしろい、タメになった!って人がいたら他の記事も是非見てみてください!それでは!