COEのギター休憩室

ハードロック初心者のcoeです。不定期更新なので気が向いたら書きます。このサイトを見て行う改造など全ての行為は自己責任でお願いします。当サイトに掲載されているすべてのコンテンツの内容、またはそれらを利用することによって損害賠償、いかなる苦情・請求等が生じた場合、一切の責任を負いかねます。

MOORE GE150 機材レビュー!

どうもcoeです。

久しぶりに機材レビューをしてみたいと思います。今回レビューするのはMoore製 マルチエフェクターGE150です。

 

f:id:coe0:20210516005826j:plain



MOOREと言えばここ数年でグッと力をつけてきたような印象があります。特に最近はマルチエフェクターを押しているイメージが強いですね。

今回は結構辛口評価なので悪い部分が多く書かれていますがご了承ください。

 

 

 

買った理由

なぜ私がGE150を買ったのかという理由ですが以前はZoom G5Nを使っていました。G5Nの音や機能に不満は特になかったのですがなんせ大きさがデカい。まぁ普通のフロア型マルチなので仕方ないですが電車移動だとどうしても辛い部分がありました。ちょっとスタジオ練習するくらいだと持っていくのが億劫になります。

なので普段使いも含め機材を一新しようと思いマルチエフェクターを探し始めました。

私が求めるマルチエフェクターのスペックとしては

①小さい(ギグバックやリュックに入るサイズ)

②音がいい(音を作り込める)

③AUXインプットがある

④安い

⑤ルーパー搭載

この5点でした。

これらの特徴で当てはまる有名所はZOOM G1FOUR、BOSS GT-1、LINE6 HXストンプなどが当てはまりますね。小ささや軽さで言えばG1FOURかGT-1に軍配が上がりますが音質の良さでいえばHXストンプがダントツです。しかしHXストンプは値段が高い、、さすがに7万円はちょっとキツイので除外しました。

G1FOURは最近発売されたこともあり最終段階まで買うか悩みましたがGE150と決定的な違いがあります。それは外部IRを入れれるかどうかです。最近のマルチエフェクターやアンプシミュレーターはIR対応のものが増えてきていますが低価格帯のものだとまだ普及はしていません。しかしなんとGE150は新品2万以下なのにIRにも対応しています。これはかなり大きいですね

ということで今回はMOORE GE150を購入してみました。

 

GE150の特徴

GE150の特徴はなんと言ってもそのコスパでは無いのでしょうか!新品で2万以下、中古なら15000円くらいの低価格帯ながらマルチエフェクターに必要な要素はほとんど入っている、素晴らしいエフェクターです。大きさも約23cm×15cmとコンパクトながらフットスイッチもついています。内蔵のアンプも55種類と他のマルチと比べてもかなり多いです。

 

初心者の人へ

開封して思ったのが説明書の情報量が少ないことです。マルチエフェクターを使ったことがあったりDTMでエフェクトをいじったりしたことがある人だったら大丈夫でしょうが初心者の人は初め少し難しいかもしれません。

 

見た目

ぱっと見た感じは金属筐体っぽくていいですね。しかし罠があります。表は銀色のアルミっぽい感じなのですが裏側は黄緑色のプラスチックでできています。プラスチックと言っても剛性はしっかりしているので多少ぶつけたぐらいじゃ壊れなさそうですね。表面が元から横方向の模様?(横方向に研磨した感じ)のある金属なのでそんなに傷は付きにくく目立たないと思います。

 

GE150の音

さて、肝心の音ですが第一印象は音の解像度が高い。です。ZoomのG5nから乗り換えたということもありますがさすが最新の機材、音は凄くいいです。(余談ですがワンランク上のGE200も弾かせてもらったのですが価格が高い分GE200の方が音は良かったです)

しかしダメなポイントもあります。なんか音がシャカシャカしているんですよね。プレゼンスやトレブルが出すぎているという訳ではなくなんかシャカシャカしている。デジタル臭いとはまた少し違った感じのクセです。イコライザーでいじればマシにはなりますが気になる人は結構気になるかも知れません。しかし各マルチごとの癖ってあるので私はそんなに気になりませんでした。

 

操作性

正直言って操作性はあまりよくありません。

パラメータ

Zoom製品の場合だと液晶の下の各ツマミがパラメータ事に分かれているので割と直感的に操作できますが本製品はパラメータを選択してから値をいじるためワンクッション挟まなければなりません。結構煩わしいです。

また各エフェクトを個別にフットスイッチでオンオフすることが出来ないので曲のソロで歪みを足すと言った場合はパッチを切り替える必要があります。(これについては他の方法もあるため後述させていただきます。)

MOOREのGEシリーズ(150以上)は液晶の下に各エフェクトのオンオフがLED表示されています。上位機種であればこの部分のボタンを押せばそのエフェクトのパラメータに切り替わるのですが150はそれがないためツマミでいちいち選択しなければならないのもネックでした。

個人的におすすめの方法としてはPCに繋いでPC側のソフトウェアの操作で音を作っていくのがいいと思います。いちいちカチカチするのは結構めんどくさいです笑

フットペダル

フットペダルはなんと強く踏み込むことでオンオフができます。これに関してはちょっと感動しましたね。またフットペダルの効く幅(min-max)も設定でき、ワウやボリュームだけでなく内蔵エフェクトのパラメータをフットペダルで操作することもできます。(2個同時に操作することは不可)

この機能を使えば曲のソロ部分で歪みの量や音量をあげることは出来ます。

パラメータの操作性はダメだなぁって感じでしたがフットペダルについては結構力を入れているように感じます。といってもサイズの問題もありライブで使うかと言われれば微妙ですね。0~maxなど極端な使い方であれば大丈夫でしょうが細かい調整はしにくいです。(操作できる値の幅を制限すれば比較的扱いやすくはなります)

 

その他の部分

個人的に感じた部分だと音量の調節がとてもしにくかったです。

本体にはマスターボリュームとしてひとつボリュームノブが付いているのですがヘッドホンをした状態でバイパスと同じ音量で設定するとノブが9時くらいから急に音が出てくる仕様だったので少し弄りにくかったです。

 

内蔵されているアンプやエフェクト

とにかくアンプの種類はとても多いです。他のマルチで入っているような基本的なものなら全て入っていると思います。なんとJCのモデリングもありました笑

しかしその分歪みは気持ち少なめに感じましたね。それでもTSやケンタウロス、EPブースターなど基本的なものは入っているので大丈夫だと思います。

キャビネットのシュミレーターではなんと真空管やマイクの種類まで選べます。これらを変えたら音の出方のクセが変わると言った感じでした。

肝心のIRを入れた場合ですがIRを入れると扱えるパラメータは少なくなります。

最初から入っているキャビネットシュミレーターもいいのですがやはり外部のIRを入れた方が音は良くなります。アンプとの相性もいるのでこれは試行錯誤が必要ですね。個人的に鈴木健治さんが無料で配布してくださっているIRデータが超お気に入りです。どのアンプに合わせてもギタリスト好みの音になってくれます!

 

個人的に気になっていたのがピッチシフターです。ピッチシフターの設定を変えればギター側のチューニングを変えずに半音下げや1音下げチューニングっぽいことが出来るのですがいかんせん安いマルチのピッチシフターでやろうとすると音がかなり劣化したり音の揺れが起きたりします。さて、このGE150のピッチシフターですが半音下げまではギリギリ大丈夫そうです。と言っても練習する時に使えるくらいでライブなどではちょっと無理そうですね。1音下げ以上にすると音を伸ばした時にフランジャーみたいな感じで音が揺れます。うーーん。。。まぁ仕方ないです笑

 

空間系はまあ普通ですね。自分はめちゃくちゃ空間系かけるタイプでは無いので割と満足しています。ただzoomに比べるとちょっとのっぺりしたかかり方でナチュラルかと言われれば微妙なところではありますね。自然な空間音響と言うよりかはエフェクターをかけてます!って感じの音でした。

 

実際にスタジオやライブで使ってみた感想

とりあえずバンドのスタジオ練習やライブで使ってみました。今回は家で作ったパッチをリターンで繋ぐ方式ではなく、アンプのインプットに繋いで単にエフェクターとして使用する方式にしました。スタジオではマーシャルのアンプを使ったのですがまぁ普通にいい感じです。ただ個人的にはアンプのモデリングは使わずに歪みエフェクターなどで音作りをしました。インプットに繋ぐ方式でモデリングアンプを使うとどうしても作った感が抜けずに微妙だったんですよね。リターン刺しなら音はとてもいいですがどうしても細かい調整がしにくいのでバンドアンサンブルには向いてないと思います。(といいつつ持ち運びしやすいのでバンバン使ってる)

1人でスタジオに入ってJCにリターン刺しで繋ぎ音源に合わせて練習もしてみましたがこっちは普通に良かったです。バンドと違って細かい調整を何回もする必要が無いので普通に使えました。

 

総合評価

とりあえず持ち運びの利便さは抜群です。ただ電池駆動が出来ないのでそこは注意が必要ですね。

とりあえず安くて機能たくさん入ってるのが欲しいって人にはピッタリだと思います。ただ操作が少し難しいので初めの1台にはおすすめはあまりしないですかね、、

各エフェクトを個別にオンオフ出来ないので個人練習用としてはとてもいいと思います。

IRが使えるマルチとしてコスパは最高なので個人的に買って正解でした。気になってる人は一度買ってみてもいいと思います!

 

www.soundhouse.co.jp

 

ERNIEBALL Cobalt Slinky 購入レビュー!

どうもcoeです。

今回は久しぶりにアーニーボールの弦を買ってみました!

買ったのはこちら

f:id:coe0:20210316204948j:plain

ERNIEBALL Cobalt Super Slinky 09-42です。

ESP Snapperに張る用で購入しました。

 

購入した経緯として、私はいつもダダリオかエリクサーを使っていました。Snapperには初めからエリクサー弦が張られていたのでならば変える時もエリクサーにしようと思っていたのですがサウンドハウスで調べてみるとコロナの影響か納品が3週間後とかだったのでしぶしぶ代わりになりそうな弦を探していました。

候補としてはダダリオXTシリーズかERNIEBALL Cobalt Slinkyといった具合でした。ダダリオのXTは前に使ってみて別に悪くはないのですが冒険してみたさもありアーニーボールにしました。

実はこの弦、コーティング弦ではないのですが防錆性能にも優れており評価も結構高めだったので買ってみたって感じです。

 

さてさて開封

f:id:coe0:20210316210632j:plain

あー、はいはいこの感じね。

いつも通り紙の包装紙に弦が入っています。

f:id:coe0:20210316211957j:plain

中まで印刷されており高級感があります。

「よーし、それじゃあ中身を出して、、、」

!?!?

 

 

写真ではわかりにくいですが普通の弦と比べて明らかに色が濃い!

f:id:coe0:20210316210935j:plain

くすんでいるとかではなく高い金属の色っぽい感じです(笑)

なんやこれ!って初めは思いましたが徐々に、これがコバルトのチカラかぁ、、と感心しつつ弦を交換していきます。

 

とまぁ普通に交換し終わり弾いてみました。

まず気になったのが手触りです。

ちょっとダダリオとかよりも引っ掛かる感じがしました。とはいってもほんの多少なのですぐ慣れるレベルですが。

そして重要な弦のテンション間ですがこれは少し高めだと思います。張替前のエリクサーより少し柔らかい程度だったので基本的なノーコーティングの弦よりはちょいテンション高めですかね。

 

そして音。

これは結構よかったです。レンジは広いのですが広すぎるわけではなくローミッドあたりにコシがあって結構太めの音が出ます。アーニーボール弦の音はシャリシャリしているイメージがあったのでこれは意外でしたね。

 

今回はこんな感じで終わりたいと思います。皆さんもぜひ気になったら試してみてください!それでは~

ESP Snapper 購入!レビュー!!

どうもcoeです。今回は新しくESP Snapperを購入したのでレビューしたいと思います!

今回は購入した経緯などは後回しにしていきなりレビューに入ります!

 

 

全体的な特徴

ESP Snapper(スナッパー)の大きな特徴といえばジャンルを問わず幅広い汎用性がある!ところだと思います。後述しますがスイッチなどの音色切り替えの幅広さはもちろん、アーミングや滑らかなフレットの加工などプレイアビリティ面でのクオリティの高さには驚かされます。では各部位を詳しく見ていきましょう!

 

見た目

今回買ったギターはこちら!

ESP SNAPPER AS/M Black w/White Filler です!

f:id:coe0:20210312110101j:plainf:id:coe0:20210312105734j:plain

f:id:coe0:20210312105738j:plain

いやぁ、見た目がかっこよすぎる。

黒ベースのボディに白い木目、そして何よりメイプルネック!

私実はメイプル指板のギター持ってなかったので初めてのメイプルギターになります(笑)

ボディがスワンプアッシュ、ネックがハードメイプルといった感じです。

持った感想としては少し軽めのストラトタイプって印象でした。友達もアルダーボディ、ローズウッド指板のスナッパーを買っていたので触らしてもらいましたがやはりアッシュ材のギターの方が軽く感じました。音もアルダーに比べて解像度高めの倍音が多く出てる印象です。比較的モダンなギターですね。

 

ネック

ネックシェイプ

まずはネックから。シェイプはSlim Uというタイプらしいです。最近よくある普通くらいのちょうどいいネックの薄さです。アイバニーズ、フェンダーなどストラトタイプのシェイプはいろいろあり人を選ぶ感じがしますがこのESPのネックは本当に癖がないので幅広い人が使えると思います。それにサテンフィニッシュなのでツルツルです。

f:id:coe0:20210312105739j:plain

そしてこのフレット!実際に触らないと分かりにくい部分ですが処理が素晴らしい!!!!!!!!!!

全然手に引っ掛かりを感じません。かといって横に弦落ちしやすいかというとそんなことはなく普通にプレイできます。フレットの高さは気持ち低めに感じました。(Strandbergが高く、それに慣れているせいもありますが)

個人的にはちょっとチョーキングがしずらく感じるので今後もう少し高さが高めのフレットに打ち変えるかもしれません。

 

ポジションマーク

ポジションマークは蓄光タイプのものが使われておりあらかじめ明るい場所に置いておけば暗闇で光ります。Strandbergのギターも蓄光なのですがそれに比べて発光が明るかったです。指版部分のポジションマークは貝殻っぽいものが使われているのですが私の買ったギターは17フレットだけ色が薄く少し見にくいです。買うときにもうちょっと見ておけばよかったと少し後悔(-_-;)

 

接合部

f:id:coe0:20210312105746j:plain

見てわかる通りボルトオンネックです。ただほかのギターと違う部分はヒール加工されており高フレットへのアクセスがしやすくなっています。これはかなりありがたいです。22フレットも比較的楽に弾けます。ネジも五点止めでがっしりしています。

 

ヘッド

さてお気づきの方もいるかもしれませんがこのギター、ストリングガイドがありません。具体的にはストリングポストの高さで角度をつけることによってガイドで生じる摩擦を取り除いています。↓こんな感じ

f:id:coe0:20210312105742j:plain

触ったことのない人はこんなんじゃテンション緩くない?と思うかもしれませんがそこは無問題です。むしろテンション強めに感じます。エリクサーの10-46を張っていましたがテンションが固すぎたので09-42に下げました。

そしてもう一つ、ヘッドにロッドカバーがありません。

f:id:coe0:20210312110106j:plain

少し違和感を感じますね(笑)

ロッドはネックの下部分からアクセスします。

これによって弦を外さなくてもロッド調整ができるようになりました。

f:id:coe0:20210312110107j:plain

何気この仕様は便利です。是非広まってもらいたい!

 

ブリッジ

ブリッジはESP FLICKER-IIIというもので止めているネジは4本ですがアームを使った時の可動部が左右両端の二点になるので通常のブリッジよりもチューニングが狂いにくいです。

↓ 通常時

f:id:coe0:20210312115300j:plain

↓ アームダウンした時

f:id:coe0:20210312105801j:plain

このブリッジ購入前からかなり気になっていたので実際に触ったときは感動しました。アーミングによるブリッジへの不安感が0になります。かなりいいです。

 

音色の切り替え

基本的には変わらないのでそこは割愛して通常と異なる部分だけ紹介します。

トグルスイッチ

まず初めにボリュームとトーンの間にあるスイッチですがこれをオンにするとハーフトーン時のピックアップの選択が変わります。フロント+リアとピックアップ全部といった感じです。※このハーフトーン時リアピックアップはスプリット(シングル)になります。

正直自分のプレイではあまり使わないので今後このスイッチは改造して変えるかもしれないです。

トーンポッド

トーンポッドはPush/Pushタイプになっておりコンデンサーを切り替えることができます。オンにした状態だとトーンを回した時の効きが甘め(マイルド)になります。クリーントーンでジャズっぽいフレーズを弾くときはかなり使いますね。スイッチ式なので少しトグル感はゆるめです。

ボリュームポッド

ボリュームポッドはハイパス仕様になっておりボリュームを下げた時のこもりが無いです。他メーカーのハイパスフィルターと比べてもかなりクリアで歪んだサウンドから純粋にGainだけを下げるといった実戦的コントロールができます。

個人的にはボリュームを下げた時のこもりが好きだったのでそれの代わりにトーンのスイッチをオンにしてボリュームを下げたこもり方に似せて使っています。

セレクタ

セレクターの硬さなどは普通ですが、設置角度が自分に向かって平行気味なので少し慣れが必要だと思います。大村さんのスナッパーは通常のものと同じ角度に変えてありますね。

 

音(ピックアップ)

ピックアップは

リア Seymour Duncan TB-16(カバードタイプ)

センター、フロント Seymour Duncan STK-S7

となっています。

個人的にいいなと思ったのがセンターフロントのシングルがスタックタイプとなっており、普通のシングルコイルより出力が高めなのでリアのハムとのバランスがとてもいいです。

音はかなりミドル寄りで前に出てくる印象でした。出力も高く中身が詰まった感じのぎゅっとした音ですね。ボディ材との相性も相まってこのギターは上側のレンジが広く、倍音もすごく出ます。それゆえに初めはじゃじゃ馬的な感じもしました。

 一番合うのはロック~ポップスでしょうが割とどのジャンルもカバーできると思います。汎用性はかなり高いです。

総評

なんといってもこのギターは全体のバランスが良くて作りがめちゃくちゃ良いです。よく10万以上のギターのクオリティは一緒なので好みで選べとかいう人がいますがESPは群を抜いて作りがいいですね。感動します。

ただレギュラーモデルといこともあり自分の好みでない部分もあるのでそこらへんは改造していくかなと思います。ESPは値段が高いだけ!と思ってる人(昔の自分)にこそ弾いてもらいたい一本ですね。このギターを買ったときにシートベルトみたいな素材のESPのストラップを1,500円で買ったのですがツルツルしてて肩に引っ掛かりにくいのでそれもおすすめですよ~

それでは今回はここら辺にしとこうと思います!それでは!

Strandbergを1年使ったので再レビュー

どうも、coeです。

今回はStrandberg OS6を1年ちょっと使ってみたのでもう一度レビューしたいと思います。一回目のの記事はこちらです。

パッと持った時の印象や弾き心地は初めとさほど変わらないですが整備の面であったり多方面での考えの変化がありました。ほぼデメリットですが、、笑

 

 

ギター本体の特徴について

初めに記述しておきますが私の使用しているストランドバーグはStrandberg OS6というモデルでストランドバーグ製のギターの中では比較的安いモデルになります。(と言っても新品で買えば20万はしますが、、、)なのでハイエンドクラスの物と比べると相違点が少々ありますがご了承ください。

・ヘッドレス

ヘッドレスのメリットはなんと言っても重量が軽くなることです。チューニングもペグに弦を巻き付けてない分安定します。(温度の変化によるネック反りでのチューニングの変化はありますが弾いている上での狂いはほぼ無かったです。)

しかしチューニングの方法がブリッジ側のコマを回す方法なので演奏中にパッと調整したりするのは結構厳しいところがありました。

また、弦交換した後飛び出した部分の弦を処理するのですがヘッドのロック部分から少し弦がはみ出した状態になるので神経質な人は気になるかもしれません。

f:id:coe0:20201204000232j:plain

私が1番感じたヘッドレスのデメリットはクリップチューナーとカポタストを同時に付けれない。という部分です。ヘッド部に余りがほとんど無いためどちらかひとつしか付けることが出来ませんでした。それにライブでクリップチューナーをつけているとちょっとダサく見えてしまいます。笑

 

・ファンフレット

これもストランドバーグの大きな特徴の一つですね。最近は他弦が増えてきたため認知も広まったファンフレット、ストランドバーグの6弦モデルは1フレットが中心で扇状に展開されています。

買った当初の記事でも触れていますが手の小さい私はとても弾きやすいです。初めはスウィープフレーズなどに慣れが必要だと感じましたが今では特に何も考えずに弾くことができます。なら普通のギター触った時に違和感感じるんじゃないの?と思われるかもしれませんが特にそれもありませんでした。まぁ箸でハンバーグを食べるかナイフとフォークで食べるかの差みたいなものです。慣れればどっちでも食べれます。

 

・エンデュアーネック

私が買った当初の印象と今で一番変化が起きたと思うのがこの部分です。

買った当初の記事では疲れにくい形状と言っています。基本的にはそうなんです。基本的には。

ただローコードを抑える時にどうしても左手の親指がネックの角になっている部分(台形の上側)に当たって痛くなってしまいます。力の入れ具合を調節すればまぁ弾けますが普通のギターより神経を使うのでデメリットとさせていただきます。

f:id:coe0:20201204000320j:plain

少し似た部分でこのギターはボルトオンネックのためネックとボディの接続部に多少の段差があります。普通のギターよりも弾きやすいのは確かなのですが24フレットなど本当に極端な高ポジションを引く際段差に手が当たって弾きづらく感じました。(これは12フレット以上の部分が弾きやすいため余計に感じてしまう)

f:id:coe0:20201204000409j:plain

もし今後リペアショップでボディを削れるとしたらローポジションの角とボディのカッタウェイ部分をPRSのような感じで削って貰うと思います。人間工学に基づくならここも初めから削って欲しかったです、、、

 

・ブリッジ

ファンフレットと同じく弾き方などに関しては完全に慣れですね。慣れたら特に違和感なく弾くことができます。

問題は調整面です。弦高調整時に非常に小さい六角を使うため工具がない場合調整することが出来ません。また大きく窪んだ形をしているので普通のギターよりもホコリ取りがしにくいです。

それにワッシャーをつけないとチューニングもしずらいですね。これについては以前触れた記事がありますのでそちらを参考にしてください。↓

coeguitar.hatenablog.com

そして最後の問題。

以前記事にもしましたが裏側にあるネジが弾いていると振動でだんだん出てくる。しかも閉めることが出来ない部分にあるのでとても作業しにくいです。この部分が緩んで出てしまうとチューニングすることが出来ないためかなり面倒です。ギターの構造に詳しい人なら大丈夫でしょうが初心者の人はどこが壊れているのか分からないような部分にあるのでダメですね。

 

・ボディ

ここはほとんど以前と同じです。

普通の構え方、クラシックフォーム、共に弾きやすい形状をしています。Jason Richardsonのコピーもしやすいですね。

シールドを刺す向きですが通常のギターと異なる上から斜め下に向かって刺す形状をしています。これは1年経った今でもまだ慣れません笑

またこの独特な形状のせいでL字のプラグとの相性もあまり良くないですね。私はほとんど使うことがないので問題ないですが。

この形状のデメリットとしては通常のギターと違いおしり部分が斜めになっているので机などに立てかけて置く事が難しいです。なので僕はスタンドがない場合椅子の上やジャズコの上に寝かせるように置いています。この寝かせておくときにも注意ポイントがあります。ジャックが若干手前側に斜めになるような感じで入るのでシールドを指した状態で寝かせるとジャック部分に負荷がかかります。なのでシールドを外して置くかジャック部分が物に触れないように置く必要がありますね。

 

・その他

専用のケースについてですがギター本体よりも重いためなんやかんやで普通のギターよりも持ち運びが面倒です。特に電車などではケースが分厚いので気を使います。(剛性がしっかりしているので安心感は抜群です。)

塗装についてはどのギターでも言えるのですが、艶消し塗装のためちょっとぶつけただけでへこみます。まあ売る気がないのでぶつけても味だと思えば耐えれますが、、、(笑)

 

1年使ってみた感想としてはこんな感じですね。

結構デメリットが多いように感じる記事になっていますがなんやかんや言ってとても使いやすいギターなので一番メインで使っているのでデメリットだらけな訳では無いです。いいポイントが多い分、デメリットが目立ってしまうような感じがします。なんにせよ私はこのギター大好きです。

最近アームをまた使い始めたので今後はアームがついているモデルや7弦のStrandbergも欲しいですね!ではまた!

 

買った当初のレビュー記事↓

coeguitar.hatenablog.com

アンプをDIY!本棚にリサイクルしてみる

どうもcoeです。

今回はちょっと変わった企画をしようと思います!

簡単に説明すると、タイトルにもある通りアンプをDIYして本棚に作り替えようと思います。

 

 

アンプの紹介

 本棚に改造されるアンプはこちら!

f:id:coe0:20201026233522j:plain

ジャンクで2、3年くらい前に買ったフェンダーのアンプです。シールドを挿す部分やノブがなかったり電源プラグの欠損などもはや使うことをあきらめるしかない状態で売っていました。値段は980円くらいだったと思います。

f:id:coe0:20201027123034j:image

裏面もこんな感じでボロボロです。

当時のcoe少年はこれをリサイクルショップから家まで歩いて持って帰りました笑

直して使おうと思って買ったアンプですが結局直さないまま放置(よくよく考えると家でアンプ使わない)していたので今回改造する材料にします。

 

初日

何はともあれとりあえず分解です。元から汚かったですが長い間放置していたこともあり結構埃まみれでした。少し湿らせた雑巾で拭いたあとカラカラのタオルで乾拭きしました。

拭いても吹いても汚れが出てくる(汗)

 

一通り拭けたのでバックパネルを開けます。

f:id:coe0:20201027123741j:image

まあまあこんなかんじですよね

中にも埃があったので軽く拭いて前面のパネルも開けました 
f:id:coe0:20201027123913j:image

お、なんかそれっぽい

パネルの留め具用に木のブロックが中に入っているのですがこの時点で叩いて取っておきました。電源プラグやスピーカーケーブルなどはもう使わないのでニッパーで切断して捨てます。

全体的に気持ち濡らしたタオルでよく拭いておきました。

f:id:coe0:20201030165851j:plain

前面パネルと背面パネルです。汚い、、、

特に前面パネルは布なのできついです。

お風呂場で軽く水で洗い流した後に洗剤とタオルでごしごしして洗いました。(これが後々悲劇につながります。)

初日はこれで終了です。水でぬれているのでベランダに放置して乾かします。

 

二日目

さて、いよいよ完成に近づいてきました。

棚にするにあたって扉をつけたいと思ったので100円ショップでちょうつがいと取っ手を買ってきました。

f:id:coe0:20201030170828j:plain

さて作業に取り掛かろうとした時悲劇が起きます、、、

 

パネルから木くずがめっちゃ出てくる!!!

背面パネルがコルクボードでできており昨日ぬらしたので固まっていた木がぽろぽろ崩れてきました。

ちょっととれば収まるかなと思ったのですが全く収まる気配なし。諦めてビニールテープで回りを囲んで止めました。

 

気を取り直して組み上げていきます。と言っても適当にちょうつがいと取っ手を取り付けただけなので飛ばします(笑)

 

完成

f:id:coe0:20201030171855j:plain

こんな感じです。なかなかいいんじゃないでしょうか?

背面のパネルですが取り付けた状態で本をしまえないという事に気が付いたので使わないことにしました。上写真のアンプに乗っかっている白枠の板が背面パネルです。

f:id:coe0:20201030172128j:plain

本を入れたらこんな感じです!思っていたより多くの本がしまえますね。

結構おしゃれです!今回はこんな感じで終わりたいと思います!

皆さんも家に壊れたアンプがあったらDIYしてみてください!では!

PRSのコイルタップを真似してみた

どうもcoeです。

 

前置き

友達にPRSユーザーがいるのでこの前少し触らせてもらいました。概ねPRSのイメージ通りのリッチなハリのある音だったのですが1つとんでもない衝撃を受けました。

それはコイルタップした時の音です。コイルタップとはハムバッカーの片方のコイルをアースに落としてピックアップ1つのみから出力することによりシングルコイルのような音色が出せるという機能なのですが通常、コイルタップした時の音というのはシングルコイルっぽさはあるものの音が細すぎるなど使いにくいという印象を受けることが多いです。

しかし!!

PRSのコイルタップ、何かが違う、、、

タップしているのに音が細くない、そんな印象を受けました。なぜなのか?調べました。

 

調べたところネットの情報によるとPRSのコイルタップはアースに落とす際に抵抗器を経由して落とすため、アースに全て落ちきらず残った音はそのまま出力される。という仕組みらしいのです。これにより従来のコイルタップより使いやすい音が出るのですね。しかもリアとフロントで別の抵抗値になっているのでPRSのこだわりを感じます、、、!!!

他のギターにも応用できるのか、、???

 

なら試すしかない!!!

心の中でリトルcoeがそう叫びました。

ということでストランドバーグにやってみたいと思います。

 

配線

自分のストランドバーグに付いているタップスイッチはトーンノブのpush/pullタイプなのでこんな感じ。

f:id:coe0:20200914194654j:image

(今回は簡潔にするためタップ以外の線は描いていません。)P.Uと書いてあるのはピックアップから伸びているタップ用の線(これはメーカーにより色が違うのでメーカーごとに調べてください)です。この状態だとスイッチをオンにした時に片方のコイルの信号が全てアースに落ちて無くなります。

そこで今回する配線が

f:id:coe0:20200914195131j:image

こんな感じ。注意する点としては元の配線では下段2つを繋げていますが新しい配線ではそれが無くなっています。それくらいで後は元と変わらないので配線自体は簡単でした。ネットの情報によるとPRSはリアが2.2k、フロントが1.1kの抵抗を使っているらしいですが家に無かったので近い値のもので代用しました。(1kと2k)

 

音の違いとまとめ

それでは音の違いを比べてみたいと思います。

 

 取り付け前

 

取り付け後

 

なるべく同じようにピッキングしていますが人間なので多少の誤差はあります。配線以外は全て同じセッティングです。

どうでしょうか?弾き手としては若干音が太くなって扱い安くなったと思います。

しかし実際に弾いたPRSのものと比べるとまだまだ扱いずらい音でした。この音の違いはPRSに付いていたピックアップがPRS製のものだったのでそれもあるかもしれません。

しかし前よりも扱いやすい音になったので個人的には満足です!配線の変更自体はとても簡単なので皆さんも是非やってみて下さい!それでは!

Strandbergの配線を変えました

どうもcoeです。

かなり久しぶりの更新になります‪(T_T)‬

今回はStrandbergの配線を変えたので記事にしたいと思います。

 

 

初めに

今私が持っているストランドバーグ、買った時からリアpuがnazgulというピックアップに交換されていました。そしてそれをSH-4に交換したって感じなんですがリアピックアップ以外は純正のままで何か使いにくかったんですよね。簡単に説明すると5wayセレクターのハーフの位置でコイルタップという仕様なのですがいかんせんピックアップの切り替え時にミスしてしまうことがあったりと使いにくい。(これは自分の技量不足もありますが)

なので思い切って中の配線を変えようと思いました!

 

変える内容

とりあえずセレクターを5wayから3wayに変えてタップはトーンをpush,pullスイッチ付きのものにして対応しようと思います。

ピックアップもSH-4から元々付いていたnazgulに戻します。これに関しては思っていたよりSH-4の癖が強くnazgulの方が汎用性があると思い戻しました。

まとめると、

5wayセレクターを3wayセレクターに

トーンポットをpush,pull付きのものに変更

コンデンサーを無印のものからオレンジドロップに(これはついでですが、、笑)

リアpuをSH-4からnazgulに変更

こんな感じですね。そんなに変更点は多くないのですが中の配線のほとんどを変えるため結構大掛かりな作業になりました。

 

実装編

では交換作業に入りたいと思います。f:id:coe0:20200727072318j:image

(あれ、、、?なんか増えてる)

キャンペーンでポイントが当たったのでシャーラーのロックピンとダダリオのコーティング弦も追加しました!

まず元の配線をメモして全部とり、パーツの位置確認を行いたいと思います。f:id:coe0:20200727072534j:image

はい、トーンが入りません。前使ったやつが家に余っていたのでそれでいいや〜って感じで使おうとしたのが失敗でした。しかし新しく買うのもめんどくさい、、、

f:id:coe0:20200727072708j:image

はい、リーマーで拡張しました。

このギター売る気もないですし自分が満足なら問題ない!的スタンスでいきます

よし、これで付けることができる、、と思いきやそう簡単にトーンちゃんは付いてくれません。

キャビティ内の凸に干渉して入れることが出来ないんですよね。しかしここで諦めるcoeでは無い、リーマー使ってる時点で後戻り出来ないので無理やり進めます。と言ってもどうすればいいものか全く入る気配がありません。ねじ込むと木が割れる可能性もありますし入っても取り出すことができません。そんな時、、、

困った時は彫刻刀!!!!!

もう正気の沙汰じゃないです。しかし鍛え抜かれた美術センスで彫刻刀チャレンジしたいと思います。(泣き)

さすがに売る気は無いとはいえ彫刻刀で中を削るのには躊躇します、、、腕プルプルの状態で削ること約2分、、

f:id:coe0:20200727073709j:image

赤丸の部分を削りました。なるべく外から見えないようにしたのでOKの範囲内だと思います。トーンのノブをつけた所少し浮いてしまうので違うものに付け替えました。

その後は特に何も無く配線することが出来ました。配線はセイモアダンカンさんのサイトを参考にして行いました。

f:id:coe0:20200727073912j:image

まあ、普通に配線終わったので結束バンドなどでまとめて終わりです。

 

肝心の音

リアはPUが変わったのでもちろん音も変わりますが正直フロントはわかる範囲での変化はないだろうなぁと思っていたのですがまさかの変化がありました。

決定的に違うと感じたのは音の出る速さ(レスポンスとも言うのかな?)です。圧倒的に早くなりました。今まで通りに弾いていたらほんの少し走ってしまっているように聞こえるくらい違います。もはや弾く前から音出てるくらいの雰囲気です。何故出音が早くなったのかは分かりませんが多分コンデンサーを変えたのが影響してるんじゃないかと踏んでます。

音に関してなのですがnazgul、前に比べてなんか音が悪い気がしました。えらく安っぽいというかなんというか、しかし録音して聴き比べてみるとそんなに変化がない、、、

多分耳がSH-4に慣れてしまったんですね。改めて考えるとやっぱりSH-4も良かったんだなぁって思います。

 

最後に

音的には間違いなくパワーアップしていますが慣れが必要な感じになったので弾きこもうと思います。操作性は狙っていた通りミスも少なくなり使いやすくなりました。やっぱり改造って楽しいですね!

今後もどんどん改造などしていこうと思うので良かったら見てみてください!それでは!